エピソード435『みらくるボイス』


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エピソード435『みらくるボイス』

とりあえず時期は3月末。場所はミナミ。
 就職祝いと卒業祝いを兼ねて、ゼミのメンバーで一杯やるかということになった。とはいえ御影は就職はすでにしているが卒業はまだだったりする。

御影
「グラス渡ったな? では、乾杯!」
全員
「かんぱ〜い」 「や、どーもどーも」「おつかれぇ」

わいのわいのがやがやのがや。

女の子
「御影さん、1年間、幹事役ごくろーさまでした(ビール を注ぐ)」
御影
「お、これはこれは。そういう夏子ちゃんも副幹事ごくろ ーさん」
夏子
「でも、就職活動で全然お手伝いできなかったですし…… 今日のセッティングもぜんぶ御影さんにやってもらっちゃいましたし」
御影
「そういえば銀行に決まったんやね? そのうち仕事で会 うかも知れへんなぁ」
夏子
「そうですね。そういえば御影さん、お仕事してるときっ て、どんな感じなんですか?」
御影
「それは会うときまで秘密(笑)
 ああ、わしはいいから、そろそろ彼氏のとこ行ったり。 さっきからぜんぜん落ち着きがないんよな。目が泳いでたりするし、あいつ(笑)」
夏子
「えーと、ばれてました?(てれてれ)」
御影
「ふたりがつきあってるということならバレバレやね(笑)」
夏子
「あはは、バレバレでしたか。 やだな、もぉ(笑)
それじゃ失礼しますね」
御影
「ん」

しばらく食欲を満たす事に専念。

野郎
「ちゅーす、そーいえば結局今年も卒業しないとか聞いて ますけど?」
御影
「まーな」
野郎
「卒業したら俺に連絡くださいよ。就職、口ききますから」
御影
「おまえなー、そーゆーことは入社式すまして辞令もらっ てから言え」

わいわいぎゃーぎゃー……

御影
「えーと、それではとりあえずこのへんでお開きにして、 時間の都合のつく人は二次会になだれこむってことで。
ひとり3千な」

居酒屋を出て三々五々。とりあえず当初の人数の半分ほどが二次会のメンバーとなる。

悪友A
「んで、どこ行くん?」
女の子A
「カラオケー!」
夏子
「ごーごー!」
御影
「ふっふっふ。とりあえず店はおさえてある」
悪友B
「今日はスピーカーふっとばすなよ」
御影
「そーゆーおまえも女声で工藤静香を歌うな」
女の子A
「嫌になるくらい似てるし、じょうずなんだよねー」
夏子
「でも、ちーちゃん相川七瀬うまいじゃない」
ちーちゃん
「そかな? でも今日は大黒摩季に挑戦するのだ! アン バ〜ランス!」
御影
「店に着くまで待てって(笑)」
悪友A
「今回もいきなり爆風か?」
夏子
「猿岩石ですか?(笑)」
御影
「いや、今日は布袋寅泰のサーカスで掴みにいく」
悪友B
「……珍しい。御影が爆風とハウンドドッグ以外の歌を1 発目にもってくるとは。
よからぬことが起きねばよいが……」
御影
「おまえな、それ以上言うと道頓堀ダイブ」
悪友B
「行くぜぇっ! カラオケ屋! ひゃっほー!(叫びつつ 走り去る)」
一同
(他人のふり)
悪友A
「ところで御影。その店には『檄! 帝国華撃団』は入っ てるのか?」
御影
「知らんって(苦笑)」
夏子
「……『魂のルフラン』が歌いたいなぁ」
ちーちゃん
(まだ歌ってる……結局1番歌い切ったらしい)
御影
「ま、入ってることを祈っとくわ(苦笑)」
悪友B
「(向こうからダッシュで戻ってくる)
御影ええええええっ! どこの店かわからんやないかあああああっ!」
御影
「分からんかったら勝手に先に行くなぁっ! 
 (なんか……わしって普通やな。この中やと)」

ボックスの中。3番、御影武史『サーカス』歌います。総員耳栓の用意。

御影
「Fly High! Fly High! 星空〜に咲い〜たぁ〜、 Fly High! Fly High! いとし〜き〜、ほ〜の〜お〜ぉの、ダァリィィィィィアァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアア!」
ちーちゃん
「あう〜、耳が死ぬ〜(ふらふら)」
採点マシーン
「ちゃっちゃ、ちゃらららん。92点」
夏子
「うわ……高い」
悪友B
「ぬああっ! この機械、絶対壊れとるっ!」
悪友A
「80点以下、出ないようになってるとか……」
悪友B
「御影ぇっ! 機械を脅すな!」
御影
「できるか」
悪友A
「もしかして、実は92ホーンとか……」
夏子
「……もっとあったと思う〜(くらくら)」
御影
「そーか? 今日はこれでも抑えたつもりなんだが」
御影以外全員
「嘘だーっ!」



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